生徒募集動画には、習える内容・対象年齢・曜日と時間・費用・体験レッスンの内容と申し込み方法を入れます。見た方が「自分や子どもが通えるか」を判断できる情報を文字でも補います。地域の教室やスクールの担当者に向けて、架空のスタジオの30秒サンプルを例に、紹介する順番、準備資料、制作費と納期、公開前の確認点を解説します。
入会の説明より先に、体験を申し込める情報をそろえる
ピアノ、英語、バレエ、絵画などは、同じ教室名でもコースによって対象年齢や開講時間が異なります。生徒募集の動画を作るときは、まず「どのコースの体験レッスンを案内したいか」を決め、そのコースを検討する人が最初に確かめたい条件を選びます。
- 対象と通える時間を示す子どものクラスなら対象年齢と曜日、大人のクラスなら仕事帰りに通える開始時刻など、生活リズムと照らし合わせられる情報を添える。
- 費用の目安と確認先を整理する月謝の目安を音なしでも読める文字で出し、入会金や教材費、発表会費など別途かかる費用の確認先も用意する。
- 体験の申し込み先を一つにそろえる電話なら受付時間、Webフォームなら体験案内ページへの導線を決め、動画の最後と掲載ページの案内先を一致させる。
30秒の動画にすべてのコースの細かい規約まで詰め込むと、画面の文字が読み切れなくなります。動画では「どんな教室で、いつ通えて、いくらから始められるか」を示し、詳細な時間割や規約はホームページの案内ページで引き継ぐ役割分担にします。
横型30秒のサンプルで、各場面の時間・内容・役割を見る
下の「習い事スタジオ よりみち」は、荻窪の教室を想定した自主制作サンプルです。映像はPexelsの素材で、実在の講師・生徒・教室の記録ではありません。場所・コース・月謝・振替・無料体験・連絡先も架空の設定で、実際の体験申し込みはできません。
時間を押すと、その場面から再生します(場面の時刻は目安です)。
- ピアノを弾く手元と通いやすさ鍵盤を弾く手元に、駅からの所要時間と「学校帰りに、仕事帰りに。」という言葉を添え、通いやすさを示します。
- 子どもと大人のレッスン風景子どもと大人のレッスン風景を左右に並べ、幅広い世代が通える教室という設定を伝えます。
- 6つのコース紹介ピアノ・うた・ギター・バレエ・絵画・英語の6コースを、コース名とレッスンの様子で順番に紹介します。何が習えるかを一覧で見せる場面です。
- 大人のダンスクラス(夜間枠)先ほどの6コースとは別に、大人が夜に通えるクラスの例として「19時から」という設定をダンスの映像と文字で案内します。
- 親子で同じ時間に通う例6つのレッスン画面を並べ、進級の段階ではなく、親子が同じ時間帯に別々のレッスンへ通えるという通い方の設定を伝えます。
- 振替の条件と月謝の目安「前日連絡で同じ月のうちに振替」「月謝7,700円から」という設定を表示し、続けるうえで気になる通いやすさと費用の目安をまとめます。
- 習う時間のイメージ絵筆を動かす手元と短い言葉で、条件の説明のあとにレッスンの雰囲気を見せます。
- 体験レッスンの案内と連絡先教室名・無料体験・電話番号・場所・受付時間を最後の帯にまとめ、申し込み先を示します。
参考にできるのは、教室の紹介からコース、通う時間、振替と月謝、体験の申し込み先へ進む順番です。画面の月謝や無料体験は架空の設定で、yuon制作室が提供するレッスンや動画制作の料金ではありません。
複数のコースがある教室でも、1本の動画ですべてを同じ長さで説明する必要はありません。いま生徒を募集したいコースに絞って紹介し、ほかのコースはホームページの案内一覧へ誘導する作り方も選べます。
制作前に集める写真と、教室の情報チェックリスト
当方へ制作をご依頼いただく場合、現地への出張撮影は行わず、教室でお持ちの写真や短い動画と、現在使っている時間割・料金表をもとに制作します。以下は準備する資料のチェックリストです(すべての写真が最初からそろっていなくても構いません)。
- 教室の入口、外観、レッスン室全体、使用する楽器や画材・道具の写真
- 紹介したいコースごとの、レッスンの様子が分かる写真や短い動画
- 生徒や講師の顔を出せない場合は、楽器を弾く手元・作業する手元・後ろ姿・教材を撮った写真
- コース名、対象年齢、初心者や経験者の受け入れ範囲、開講している曜日と開始時刻
- 月謝・入会金・教材費・施設維持費などの料金表と、欠席時の振替の条件
- 体験レッスンの料金(無料か有料か)・所要時間・持ち物・予約方法・電話や窓口の受付時間
- 教室名・所在地・最寄り駅からの目安・ロゴデータ・詳しい案内ページのURL・動画を公開したい日
- 写真や映像を使う権利の確認、写っている生徒本人や保護者の掲載了承、公開前に最終確認する担当者
写真や映像はコース別に分け、レッスン名を添えてください。別クラスや過去の発表会の写真を、現在募集中のクラスと誤認させないようにします。顔の掲載が難しい場合は、手元・教室・教材の写真で構成できます。
素材映像や生成画像で補う場合は、実際の教室や講師の記録と誤認されない見せ方や注記を、構成案で相談します。広さや設備、講師を紹介する場面では、スマートフォンで撮ったものでも実際の写真を使ってください。
完成前に、映像と時間割・料金表を照らし合わせる
制作は、素材がそろってから約2週間が納期の目安です。最初に「構成案」で誰にどのコースの体験を案内するかと場面の順番を決め、次に「主な場面の静止画ラフ」でコース名・時間・料金の文字を読み合わせます。その後「動画の初稿」で画面が切り替わる速さと文字の読みやすさを確認し、修正(2回まで)を経てMP4形式で納品します。
動画の表現は実際の運営条件と照合します。「親子で同じ時間帯に別々のレッスンへ通える」と案内するなら、時間割と空き枠の確認が必要です。振替も、連絡期限や振替先の日程を教室の規約に合わせます。サンプルの条件をそのまま当てはめないでください。
動画を載せる場所もあらかじめ決めておきます。今回のサンプルは横型(16:9)で、ホームページのトップやコース紹介ページ、YouTube、教室の待合スペースや店頭のモニターで流す用途に向いています。InstagramのリールやYouTubeショートなどスマートフォン向けの縦画面で使う場合は、最初から縦型(9:16)で文字と写真の配置を組みます。横型の左右を切るだけでは、コース名や申し込み先が欠けることがあるためです。
撮影付きと、手元の素材から作る動画の費用を比べる
公開されている記事にまとめられた、動画制作の費用相場です。教室専用の相場ではないため、近い種類の目安として、撮影の有無、完成する長さ、修正回数を合わせて比べてください。
| 制作内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 商品・サービスの紹介動画 1〜3分・企画から納品まで | 20万〜80万円 |
| SNS用の短い動画(縦型) 15〜60秒・企画から納品まで | 3万〜20万円 |
| 手元の写真・映像を渡し、編集だけを頼む動画 1本 | 5,000円〜3万円 |
出典:動画制作の費用相場をまとめた公開記事2本の、種類別の目安(2026年11月閲覧)。内容によって幅があります。
当方(yuon制作室)の料金は次のとおりです。現地での撮影には伺わず、教室でお持ちの写真・短い動画・時間割や料金表の資料から制作します。
| 30秒までの動画1本 (15秒も基本範囲内) | 15,000円実績づくり価格。制作実績として当サイト等への掲載にご同意いただける方・先着3名さま・2026年12月31日受付分まで。3名さまに達した時点で終了します。 |
|---|---|
| 実績掲載が難しい場合と受付終了後 | 28,000円30秒まで |
| 料金に含まれるもの | 構成案・主な場面の静止画ラフ・テロップ・BGM・修正2回まで横型か縦型の1サイズをMP4で納品 |
| 縦型・横型の両方を作成 | +8,000円 |
| AI音声の追加 | 30秒ごとに+3,000円 |
| 60秒までに延長 | +10,000円制作期間の目安が約1週間追加されます |
| 納期の目安 | 素材がそろってから約2週間 |
表示価格がお支払いの総額です。適格請求書(インボイス)は発行できません。
春の募集期や新学期など公開したい日が決まっている場合は、教室内で写真をそろえる時間と、構成案・初稿を確認する期間を見込んでご相談ください。なお、納品後に年度の切り替えなどで月謝や時間割、コース名を差し替える場合は、別途お見積りにて対応いたします。詳しい仕様は教室・スクールの生徒募集動画のページでもご案内しています。
生徒募集の動画で起きやすい3つの失敗
1. 楽しそうな雰囲気だけで、通える条件が分からない
笑顔や演奏の場面が続くだけでは、見た方が「自分の年齢やレベルで入れるか」「何曜日の何時に通えるか」を判断できません。レッスンの写真には、対象年齢・曜日・時間帯・月謝の目安を文字で添えます。コースごとに条件が大きく異なる場合は、動画の中でどのコースの条件かを明記し、ホームページの案内表と食い違わないようにします。
2. 「無料」やキャンペーンの範囲、申し込み先が曖昧になる
「体験無料」とだけ大きく出すと、すべてのコースが対象なのか、教材費や施設費が別途かかるのか、通常の月謝や入会金とどう違うのかが伝わりにくくなります。無料になる対象と条件を書き添えたうえで、予約方法(電話・Webフォームなど)と受付時間を最後の画面に残し、見た方が迷わず申し込める状態にします。
3. 時間割や料金が変わったあとも、古い動画をそのまま残す
新年度の時間割改定、コースの統廃合、月謝や体験条件の変更、担当講師の交代があったときは、動画内の文字や写真も点検が必要です。ホームページの文章だけ直して、YouTubeやSNSに過去の条件の動画が残っていると、問い合わせ時のトラブルにつながります。動画を掲載した場所を一覧にしておき、条件が変わる時期に合わせて見直してください。
まとめ・ご相談
- 生徒募集の動画は、レッスンの様子に「対象・曜日と時間・月謝」と「体験レッスンの申し込み方」を組み合わせて作る
- 顔出しの写真が難しい場合は、手元や後ろ姿、楽器・教材、教室内の写真を中心に構成できる
- 公開前に最新の時間割・料金表と動画の文字を照らし合わせ、改定時の差し替えや掲載先の管理方法も決めておく
- サンプルの詳細と対応範囲は教室・スクールの生徒募集動画へ。どのコースから紹介するか、手元の写真で作れるかといったご相談はお問い合わせ欄から受け付けています